ということで、Amazon対応の不具合の対応日が発表されました。って、来月中旬やん、おそっっっ!
なので、この機会にVOXを辞めることにしました。まあ、よいきっかけになったかも。
さすがに修正されているか、と思ったのですが、まだ対応できていないようですね。
相手の問題もあるとはいえ、ちょっと長すぎますね。ざんねんです。
夏休みに大量の本を読んだので、アイテムを追加しようと思ったらば、検索機能が使えないというエラーが発生。チームVoxのブログにも何も書かれていなかったので、個人環境側のトラブル、あるいはMovableTypeがアップグレードしたのが関係してるのやもとか考えていたらば、トラブルは「チームVoxトラブル情報/http://team-jptrouble.vox.com/」のほうにまとめられていたんすね。
そちらによると、Amazone側の仕様変更により、4日ほど前から検索機能が使えない状態になってるのだとか。そうした情報はとても大事かつ緊急なものでもあるので、もっと目立つところに書いて/置いておいてほしいものだと感じました。
機能アップグレードも大切だけれど、そうしたユーザへの対応というか心づかいをまずきちんとしてほしいっすね。
「本屋大賞」受賞、絶賛の「告白」(湊かなえ著)、を読む。といっても、大賞そのものは1回目受賞の「博士の愛した数式」(小川洋子著)以降は期待感が薄れてしまったので、受賞ものを読むのはひさしぶり。
中学校の女性教師が、自身が担任を受け持つ教室で、退職の意思を伝える。それが恐ろしい告白のはじまりであった・・・。女性教師が退職する理由、その原因になったある事件について、かかわったものが、各章ごとにそれぞれ第一人称で話を進めていく。あるものは語り、あるものは日記に記し、あるものはそれを作品として、あるいはネット上で世に発表しようとする。
それぞれの告白の方法が異なるように、主点が変われば解釈も変わる。それに、告白だからといって、その内容が正しいとは限らない。にもかかわらず、第一人称者の考え方に知らず知らずのうちに影響を受けていることが次の章を読むとわかり、こんな自分が裁判員になったら正しい判断ができるのだろうかと、考えさせられてしまった。
本著が絶賛された(手元にあるのは24刷だった!)のは、話の展開のうまさもあるが、一つの出来事を複数の視点から見せつつ、それをさらに進行させていったことだろう。個人的には、現実の事件や人物をあからさまにモデルにしている部分が鼻についたが、そのパロディのさじ加減が、かえって恐怖感をひきたてているのかもしれない。最初と最後の章は特に恐ろしく、著者が本当に書きたかったのもここなのではないかと思う。
すでに他の作品も高く評価されている著者だが、いろいろなテーマの作品を読んでみたいものだ。
日本語学校で講師をしているなぎこ先生が、超個性的な外国人生徒たちを相手に、自分自身も日本語を見直していくというのが大筋。この手の日本語見直しモノは、本でもテレビでも人気のテーマだけれど、本著はコミックエッセイならではの味わいで、新しい日本語ワールドにとりこまれていくことまちがいなし。
現実に教室でくりひろげられているであろう、先生と生徒たちのやりとりのおもしろさは、そのまま日本語のおもしろさとつながっている。その大胆なまちがいっぷりから、笑いと同時に日本語の不思議さが伝わってくる。
なんといっても蛇蔵さんの絵との相性が抜群。生徒達のお国柄や性格がしっかと伝わるキャラづくりで、このあたりはアニメ化放映が直前に中止になった某マンガ作者とはえらいちがいだ。
すばらしいのは、なぎこ先生のお人柄。教えるという立場ながらも生徒達と同じように日本語をきちんと学ぼうという姿勢には、ほんとうに頭が下がる思いがする。日本語だけではなく、きっと日本語に対しても素晴らしい思いを抱いてくれてるにちがいない。もし、学生の時の国語や英語の先生がなぎこ先生のような人だったらば、言葉に対する考え方もずいぶん変わっていたにちがいない。いや、それ以前に、生徒達のように、外国語だからと言葉を恐れたり、軽んじたりせずに、真摯に向き合おうとしなかったことを反省するべきか。
言葉とはかくも文化と密接につながっているということを、あらためて実感させられる一冊。
アイドル女優、しかも売れっ子で演技力もあるほどそこからの脱皮は難しい。今や演技派と評価されるようになったアン・ハサウェイもデビュー&ヒット作のプリンセスシリーズのイメージからどう抜け出すのに如何に必死だったかが伺える作品。
LAの白人上流家族で育った普通の女の子が、ワルにあこがれて友達と共に道をふみはずし・・・そうで、はずさないという作品。冒頭シーンから彼女を追っかけるようにビデオが回っていて、どんどん破滅へ向かう姿が見られると思いきや、それも途中で途切れ。ハーレムで出会った魅力的なワルと親交を深めるかといえばそれもなく。いろいろな要素がちりばめられているけれど、ストーリーは平凡で、魅せばといえばところどころにあるアンのセクシーシーンのみ。とにかくエンディングが笑えるほどひどかった。それでも映画の中での存在感と美しさは圧倒的で、プリンセスシリーズで彼女のファンになったティーンエイジャーには、ある種の共感とインパクトを与えるのかもしれない。
それにしても、あまりにも大胆な脱ぎっぷりと妖艶さで、せっかくの演技力への評価はすっかりかすんでしまったにちがいない。少なくとも日本では映画公開に至らなかった様子(どうせR指定だろうし)。ほぼ同時期に、やはりイメージ脱皮を図ろうとした「ブロークバック・マウンテン」がヒットするとわかっていれば、出演は控えたかもしれない。結局、「レイチェルの結婚」でもう一度汚れ役をすることでアカデミー賞候補になれたのだが、これから普通の作品にどれだけ登場できるようになるかで、彼女の今後がどうなるかが決まりそう。
この人はなんといってもストーリーがうまい。さらに絵も好みだ。でもって関西人というところも気に入ってます。
というのはさておき、今回は第2巻について。
第1巻では主人公の改世楽子(すごい名前だ)が、弁護士大量生産という国家戦略の波に乗って弁護士になったものの、就職先にあぶれ、地味な下積み生活を送るという、いわばプロローグ。それが2巻ではさらに世相を反映した内容になっていて、おもしろ、おかしく、考えさせてくれました。
裁判員制度を扱うのはお約束として、「婚外子の国籍取得制限」や「飲酒運転」といったタイムリーな案件てんこもりで、ほんとうに勉強になりました。得に「婚外子…」は著者本人が興味を持って扱っていたところ、法制度もあれよあれよと整っていったらしい。その早さを疑うところも合わせていいな、と。
マンガだからある程度は脚色はされてるけれど、身近によくあるような話をここまでぐいぐい読ませる構成力は、やっぱすごいです。難しいとか、わからないとか思う前に、話に引込まれている。映画やドラマのようなドラマチックさではなく、日常の中のドラマをきちんと書かれているところは、木皿泉さんの脚本にも通じるものがあります(そういえば過去に帯書きあり)。
著者のテーマは「常識」なのかな、と。結婚していない相手の子供を産んで育てるとか、人を傷つけたらどうなるかとか、身近によくありそうだけど、あったらあったでパニクって思考停止しそうな話を、きちんと「おもしろく」しているのがいいのです。
今後もらっこちゃんの活躍を楽しみにしております。
絵がうまいと思っていた番子さんだが、思わぬ弱点を発見! なんと全身がうまく書けないのだ。てか、膝から下のバランスが異様にヘンだ。上半身だけとか、ひざ上だったらまったく問題ないし、アングルとかキャラのかき分けとかめちゃうまいのに。扉絵で膝を組んでる絵なんかがとほほ。連載時は文字で隠れてたのかしらん。
今回はそこが気になってストーリーに集中できなかった。さらに、ミステリーとしてはちょっと内容が荒いかな。たとえば、小説家のファン探しでは、すぐに誰かがわかったわりに、小説家本人の反応がよくわらない。他のキャラに比べて性格がうまくキャラに出し切れてないのは、原作のほうの問題なのか、それとも苦手系だったのか、ちと判断つかず。
いずれにしても、本屋ネタに絞られるのでアイデアを出すのは大変なのだとは思うのだけれど、もうちょっと謎のレベルが高ければよいのになぁ。その点では画力に助けられてるとは思うのですが。
人情味あふれる内容と、書店員キャラの味がとってもよいだけに、今回は残念賞。
青春群像デジタル系映画としては、デキはよいほうだと思うでス。もともとの原作が映像化しやすい内容だし、なんといってもキャラがはまっていたのが勝因かと。
山田勇ちゃんのアクションシーンはかなり見物。相手が、ちょっとナンですが。成宮くんはもともとうまいし、荒川良々の変人ぶりがおさえ目でよかった。予想以上にカッコよかったのは、忍成くんですが、いちばんハマってたのは三浦春馬くんでしたね。そういえば、「ブラッディ・マンディ」関係の書き込みで、この映画に登場してたことが書かれていたような。
アドレナリンが出まくる後半までを、もうちょっともりあげてもよかったかな。原作を読んでないと、ユイの存在やCLOOKの登場が、かなり唐突。まあ、別にそこがわからなくても、ストーリー全般にはそれほど影響がないようにはちゃんとなっておりました。ただし、テレビサイズで見たほうがおもしろいかも。
先に小説を読んだのが敗因か。はたまた、登場人物がイケてなかったのが敗因か。
いずれにしても、ほとんど原作を読んで想像したとおりの映像になっておりました。きれいで流れが静かでというところも想像どおり。読んだとたんに、ああ、映像にしやすそうだな、と。読んではいないが「トニー滝谷」もきっとそうなのだろう(こちらの映画はとてもよかったけれど)。
完全に自分にはアカンと思ったのは、栗山千明ちゃんがえらくブサイクに撮影されていたこと。あまりにも映画映えするような顔なので、市川監督の映像にはなじみきれず、くっきりはっきりウいていたのもかわいそうだった。市川監督の映画に欧米人顔は入れてはいけない、ということか。
90%スッとばしにて終了。